Quality control

私たちの品質管理
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靴下のヤマツネ規格への挑戦

基準を作っています。 靴下には明瞭な規格が存在していません。もちろん、品質上○○社のものが優れており、そこを参考にして欲しいというようなオーダーをいただくことがあります。しかし、それは大変難しいお題です。というのも、品質というものは見た目の話ではなく、素材調達、工程管理、生産拠点、物流、設計、企画といったすべての集大成として出来上がっているからです。当然、形だけを真似したところで「品質」を真似することはできないのです。そこで私たちは、年間数百万足を生産している実績と経験、そして品質管理ノウハウをベースにヤマツネQualityというものがどのようなものなのか、その規格をまとめていきたいと考えています。同時にそれをできる限り公開しながら、品質の理解と生産への可能性と発展につなげていきます。 品質ポイントのコンポーネント化 形状 靴下は単純なL字型形状というよりは、筒状の品物であり立体造形物です。そのため、編機を使うのが一般的ですが、機器類の進化により厚み、編目、素材変更など様々なことが可能になりました。その分、形状や仕様のバリエーションが膨大に存在しています。これらをパターン化する作業を行なっています。 コンポーネント化 様々な仕様の組み合わせを自由に設定できるように、コンポーネント化し、提案できるように取り組んでおります。今できる工程、量産工程、品質上の課題などがクリアになり、私たちにとっても生産管理上重要な効率化を実現することができます。お客様にとってもわかりやすく情報提供が可能です。

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UKの役割

UK支社の可能性 ヤマツネでは自社ブランドの展開や、特殊マーケットへの展開を視野に見据え、先端的な取り組みを続けるヨーロッパマーケットでの活動にも注力しています。そのためにUKに支社を構えております。現地資本の独立法人です。現地には提携パートナーも含め、複数のスタッフがおります。日本人スタッフもいるため、日本語での対応も可能です。UKを含めたヨーロッパでは、主にヤマツネはセーフティ分野に注力してきました。現在は、日本で保持してきたブランドのヨーロッパ展開にも注力しております。 イギリスを中心に2000km ヨーロッパの距離感 エリアを限定しているわけではありませんが、ドイツ、フランス、北欧くらいが視野に入る距離感です。実際、ヤマツネからは長年ノルウェーからのロングで厚手、人の手が掛かる最高価格帯の靴下依頼を継続していただいております。ヨーロッパの方々は良質なものを長く使用することを好みます。 Safetyマーケット ヨーロッパにおいて、セーフティとは社員保護の意味を持ち、専門コンサルが多数存在するほどに強固なマーケットとして存在しています。靴下をはじめとする、工場などでの安全性はもちろん、従業員満足に直結します。労働者の権利が強靭なユーロならではのマーケットのひとつだと言えます。。 ブランディングのノウハウ獲得 ブランディング ブランディングを理解するのは困難です。それはあまりに多岐にわたる技術の集合体だからです。確かなことは、品質では裏切ることができないということ。メーカーとしてこれは絶対であると思います。しかし、これもまた難しい。日々トレーニングし続けながら、品質向上に務めていくことに集中しております。 パートナーシップ ヨーロッパにおけるパートナーシップもさまざまで、リテーラーさんから、セーフティアイテムを必要とする工場までさまざまです。健康志向の強いヨーロッパでは、生活者のすべてがその意識を保持しております。パートナーからの情報をベースに、常に私たちは品質と向き合い続けております。

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国内倉庫と海外倉庫

日本、シンガポール、UKにて在庫管理 当社は、名古屋、岐阜に1か所ずつ倉庫を保持しています。また、海外では提携先の倉庫を複数利用しており、生産物の一時預かりをそちらにて行うこともできます。在庫の保管は意外と戦略から漏れてしまうことも多いので注意が必要です。当社でも、保管状況のチェックや在庫把握は常に実施しており、的確な在庫管理と処分方法を実施しております。 中部圏に2か所 愛知県名古屋市 名古屋駅から、車でまっすぐ南に10分。私たちの荒輪井商品センターに到着します。古くからある倉庫を改築し、20万足の収容スペースを確保しています。事務所も併設し出荷作業も手がけることができます。 岐阜県土岐市 名古屋から1時間程度、高速道路への利便性も高い場所に、物流、保管に優れた倉庫を確保しております。こちらは容量が大きく、フットワークが軽い状態を保持しており、多くの製品の管理運用を行っております。 UKとアジアでの倉庫業務 UK UKの物流会社と提携し倉庫保管と発送業務を実施しております。ヨーロッパでも高付加価値帯の商品の製造は減少しており、アジアでの製造が主力です。したがって、ヨーロッパ圏内での倉庫業務が現在活発となっており、高いノウハウを保持しているパートナーです。 シンガポール シンガポールにも倉庫を保有しております。物流としても、在庫管理としても優れた機能を備えており、柔軟な活用が可能な状態となっております。特に当社は、アジア圏での製造パートナーが多いことから、アジアでの倉庫保有の利便性を確保してあります。

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パートナー企業の包括支援

安定供給が常に最大の課題です 欲しい時に欲しいものが欲しいだけが、どのお客様にとっても重要であることは言うまでもありません。もちろん、製造する側にとってはそれこそが一番難しい。供給を安定させるためには、受発注からサプライチェーン全体のマネジメントが必要不可欠であり、IoTやIT、AIといった様々なデジタルツールが欠かせない時代ですが、同時に普遍的な発注する側への経営支援も必要不可欠です。特に、海外にサプライチェーンを持ち、現地パートナーとの連携を実施している場合は、日本という発注側と、海外という受注側の経営環境を理解することが必須です。結果、多くの問題は資金調達や原料調達時に集中しているのです。 パートナーシップの発展 ローカル人材との連携 当社では20年以上に渡り、国外でのパートナー探しを継続してきました。数々の経験を経て、まずは現地での信頼できるネットワークを持つ人間たちとの関係性を経て、そこからさらに生産可能な法人へとネットワークを広げることの確実性が蓄積されております。我々には、豊富な海外パートナー人材がおります。 経営環境のヒアリング パートナー企業とは、最初に経営環境について詳細なヒアリングを行なっていきます。そこで、我々が原料調達資金などを共有できるような契約を交わしながら、生産環境を整備しています。 フェアトレードの重要性 対等であること 当たり前ですが、受発注どちらもプロフェッショナルです。したがって、対等なやりとりが必要不可欠です。海外パートナーと弊社とのやりとりも、常にこの状態を心掛けております。コストもプロセスも、納得のいくまでディスカッションしています。繊維という産業の基礎に根を下す分野だからこそ大切にしています。 汗をかくこと 発注しておけばあとはOK、ということはしません。工程管理、生産管理は細部に及びますし、そのためのリスクヘッジも重要なテーマです。当社とパートナーの間では、複数回のサンプルのやりとり、課題点のやりとりが案件ごとにあるのが普通です。しっかり汗をかき、よりよい品質をお届けしたいと考えております。

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本社は名古屋、支社はシンガポール、UK

地政学の重要性と、立地の利便性 中国、ベトナム、シンガポール、インドネシアなど、アジア各国でのパートナー企業や物流のやりとりをしていると、地政学は無視できません。社会主義国であれば一党体制が大きいため法規制の変更には果敢な判断が必要ですし、大国の台頭による地理的パワーバランスの変化は市場そのものが180度変わってしまうこともありえます。リスクヘッジとしての複数カ国はもちろん、本国である日本における立地の利便性は欠かせません。名古屋は、日本最大の工業都市であり交通網も国内海外ともにひらかれております。海外支社もシンガポールとUKにあるため、アジア各国へ2〜3時間で移動できます。EU圏も同様です。いつでも、軽やかなフットワークを保持しております。 アジア とEUのハブ シンガポール / UK 私たちの海外拠点はシンガポールとUKにあります。もちろん、法人登記完了済みです。もとは香港とUKにありましたが、近年の地政学的な変化に伴い2021年に拠点を移しました。アジア圏でのパートナー企業拡大も伴っていたことから、利便性も大きく向上し、国内移動感覚で各国に出張可能な体制を整備しております。 移動のフットワーク フットワークも品質上重要な項目であると考えております。ちょっとした課題が浮上した時には、やはり直接のコミュニケーションに勝るものはありません。我々はプロダクトを製造しているので、オンラインですべてを把握するのはどうしても限りがあります。海外拠点のフットワークも、私たちの品質なのです。 名古屋で60年 日本最大の工業都市 工業出荷額が日本最大の都市が名古屋です。そのため、物流網の発達は日本でもトップクラスです。港湾部、航空、陸路と、東西南北どの方角へも人もモノも移動させやすい環境にあります。また、製造機器の調達が容易な点も魅力です。当社は、60年に渡り名古屋でビジネスを営んでおり、地の利に熟知しております。 国内外での連携 近年はオンラインでのビジネスコミュニケーションも容易になっており、海外拠点とのやりとりもスピーディかつタイムリーとなりました。アジア圏の時差は概ね1〜2時間であることが多く、日本とのやりとりにほとんど支障がありません。物流と合わせて、リアルタイムでの情報共有体制が整備できております。